旨さのかたまり!「油かす」が食べられる関西人羨まし(かすうどんレポ)
今回のテーマは、牛の腸を油で揚げるという手法で作られる「油かす」です!
筆者が油かすを知ったきっかけは、「カラスのいとし京都めし」という、京都のグルメが描かれている漫画です。そこに「本格手打うどん 大河」さんの、油かすの入ったうどん「黒毛和牛かすわかめうどん」が紹介されていました(第1巻9話「B級あぶらかすは最高級!」)。
美味しそうに描かれている、「油かす」なる未知の食べ物がどんな味なのか気になり、京都旅行の際にチャレンジすることにしました。
「油かす」は大阪の郷土料理
油かすの入ったうどん「かすうどん」を提供する「加賀屋」さんによりますと、
油かすは、大阪の南河内地方で昔から食べられていた郷土料理だそうです。
牛の腸を「油でじっくりと時間をかけて揚げ、余分な油分が抜けて肉の旨味が凝縮された、美味でしかも栄養価も高い食材」で、
「まわりはカリカリと香ばしく、中はぷるぷるとした独特の歯ざわりが特徴」とのことです。(油かすとは? | かすうどん 加寿屋|株式会社グローバルキッチン (aburakasu.com))
・・・牛の腸、油でじっくり揚げている、旨味が凝縮、カリカリと香ばしい、中はぷるぷる…だと!?(;゚д゚)ゴクリ…
説明からすでに美味しいことがわかりますよね!
筆者は旅行で回る範囲から少し遠い、京都府伏見まで(「本格手打うどん 大河」さんまで)油かすを求めて向かいました!
「本格手打うどん 大河」アクセス
・京阪本線「藤森」駅(西口)より、徒歩7分
・京都市営地下鉄烏丸線「竹田」駅より、徒歩10分
本格手打うどん 大河 - 藤森/うどん | 食べログ (tabelog.com)
※筆者は竹田駅で降りて徒歩で行きましたが、場所は少しわかりにくかったです。地図マップなどを見ながら行くことをおすすめします。駐車場がないので、歩きの方が便利だと思います。
「黒毛和牛かすわかめうどん」実食、驚く美味しさ!!!
これが「かすうどん」だっ!!↓↓
↑油かすは写真の茶色のものです。ごろごろ入っていました。ありがたい。
どんなお味だったかというと…、
噛みしめると、中からじゅわ~と油がしみだしてきて、確かにうまみがぎゅっと「凝縮された」食べ物でした。牛の腸と油が上手く融合しています。反則級、卑怯なくらいの美味しさでした。うどんの汁にも油かすから出たうまみが出ていて、影響力すごい!という感じでした。「油」を使っているので、どちらかというとさっぱりではなくこってりとしたおいしさです。でもくどくなかったです、なんでだろう。あまりのおいしさに夢中で食べました。
油かすは、うまみの強いもの、濃い美味しいものが好きな人は好きなんじゃないかな。
そして、この「黒毛和牛かすわかめうどん」には、九条ネギとわかめが入っています。これがまたよく合います。くどくならずにいただけます。
このメニューはお店の看板メニューというわけではなさそうでしたが、めちゃくちゃおいしかったです!大大大満足でした!
※ちなみに「本格手打うどん 大河」、うどんを並で頼むと、麺の量が350gあります。それを考慮して頼むことをおすすめします。
まとめ
大阪の郷土料理、油かす。関西地方外にも進出してくれないかなと祈るばかりです…。関西に行った際には絶対に食べたいものにランクインしました。知れてよかった食べ物です、ぜひ機会がありましたらご賞味ください。